第68回日本観光ポスターコンクール結果発表

 令和2年3月4日、東京・日本消防会館において、第68回日本観光ポスターコンクール審査会を開催しました。本コンクールには全国より139作品の応募があり、34作品が第一次審査を通過いたしました。審査会はこの34作品を対象に専門的な観点から各賞を決定するもので、審査員には評論家の山田五郎氏、写真家・映画監督の宮澤正明氏、グラフィックデザイナーの左合ひとみ氏をお迎えし、 審査会が行われました。

 その結果、国土交通大臣賞は、『まだ見ぬ九州へ。』(九州旅客鉄道株式会社)、総務大臣賞は『The Resort, Nikko.』(東武鉄道株式会社)に決定したほか、観光庁長官賞、日本観光振興協会会長賞、審査員特別賞(1点)、入賞(5点)の各賞もそれぞれ決定いたしました。
 また、インバウンド賞には『TOKYO's new LUXURY』(東京都/公益財団法人東京観光財団)が選ばれました。令和2年1月20日~2月21日に行ったインターネット投票による、オンライン投票部門の結果も承認されました。

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オンライン投票部門 1位

屋久島町観光PRポスター 【鹿児島県 屋久島町】

作品名 屋久島町観光PRポスター
出品者 鹿児島県 屋久島町
制作者 美屋久
作品コンセプト

 観光は人生を豊かにしてくれるもの。屋久島に訪れる人を豊かにするのは、自然でもあり、そこに住む人々でもあります。屋久島の観光は自然のイメージが強いのですが、その自然の上で生きてきた人々の島でもあります。  屋久島町で指針となっている条文があります。世界自然遺産に登録される前に決議された「屋久島憲章」です。要約すると「水」や「子供」、「歴史と伝統」、「世界との交流」が謳われた屋久島の価値が凝縮された文です。持続可能な観光の指針でもあり、同時に観光で訪れた人の人生を豊かにするものだと思いました。  この憲章そのものをポスター制作のコンセプトにしました。島内の観光事業者と屋久島町が連携。写真もデザインも全て屋久島発で制作することにこだわりました。

オンライン投票部門 2位

冬に恋。函館 【北海道 函館市】

作品名 冬に恋。函館
出品者 北海道 函館市
制作者 株式会社電通北海道
作品コンセプト

函館の美しい夜景に、コピーを写真のフレームのようにレイアウト。 函館のフォトジェニックさを訴求するとともに、実際に撮影・SNSへのアップを促す企画です。

オンライン投票部門 3位 (入賞)

ジュエリーアイス~氷の宝石をさがす旅~ 【北海道 豊頃町観光協会】

作品名 ジュエリーアイス~氷の宝石をさがす旅~
出品者 北海道 豊頃町観光協会
制作者 株式会社プロコム北海道
作品コンセプト

世界でここでしか見られない「ジュエリーアイス」。自然が創り出す神秘的な光景と、唯一無二のトラベル体験を『氷の宝石をさがす旅』というテーマで表現しました。 「ジュエリーアイス」は厳冬期の豊頃町大津で、川の氷が海に流れ、様々な形になり砂浜に打ち上げられたもの。太陽の光を浴び輝く様子がまるで宝石のように見えることから名付けられました。 どれひとつとして同じものがなく、一瞬一瞬で表情を変える氷を、今回は3つの宝石に例えています。また、ポスターの世界と自分を重ね合わせる疑似体験を意識した構図で、海岸で自分だけの宝石を見つけたかのような感覚に。「実際に行ってみたい」と思わせるポスターを目指しました。

オンライン投票部門 4位 (国土交通大臣賞)

まだ見ぬ九州へ。 【九州旅客鉄道株式会社】

作品名 まだ見ぬ九州へ。
出品者 九州旅客鉄道株式会社
制作者 JR九州エージェンシー株式会社
作品コンセプト

九州各地を走るJR九州の観光列車、D&S列車(デザイン&ストーリー列車)のキャンペーン広告。D&S列車は、九州各地域の魅力を表現するために、地域の持つ文化や歴史、素材からなるストーリーをモチーフに、豪華列車「ななつ星in九州」などを手掛ける水戸岡鋭治氏によりデザインされています。

オンライン投票部門 5位 (入賞)

大山観光ポスター2019 【鳥取県 一般社団法人大山観光局】

作品名 大山観光ポスター2019
出品者 鳥取県 一般社団法人大山観光局
制作者 鳥取県 一般社団法人大山観光局
作品コンセプト

2018年鳥取県の名峰は開山1300年を迎え、2019年は新たな100年に向けたテーマが必要だと考えた。それは大山の価値の見直しと再発見だ。ポスターを通じ大山の新たな魅力発信を目的にすると同時に地元民にもその価値に気づき、大山への誇りを取り戻してもらいたいと考えた。今回は「季節」ではなくより身近な「時間」という斬新な切り口の4枚組で構成。近年急増する登山者に向け、朝のご来光から夜の満天の星空まで、まだ知られていない大山の風景を地元を知り尽くす写真家の作品で表現している。「山は生きている」というコピーには常に同じ時間など存在しない自然風景の一期一会的な美しさ、そして偉大さを詰め込んでいる。